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人身売買の現況について

子どもたちへの性的虐待

保護された姉弟

人身売買による強制労働のうち、約80%が性産業に囚われ、性的虐待にあっています。 小学生にも満たない頃から、幼い女の子や男の子が成人男性の相手をさせられており、一日に数十人の相手をするのが日常です。

奴隷主は逃がさないために、あの手この手で奴隷を縛り付けます。
無休・無賃金が通例で、ありもしない親の借金を負わせたり、逃げたら親兄弟を殺すと脅され、いつしか逃げる事も考えれなくなってしまうのです。

暴力は日常茶飯事、悪臭・害虫・性病が蔓延する最悪の環境の中、子どもたちは人生に何の夢もいだけず、唯一の楽しみは、残飯としか言いようのない食事だけです。

その、この世のものとは思えない劣悪な環境と知っていながら、貧困から我が子を売ってしまう親も存在します。カンボジアに住むベトナム人家庭の約30%が娘を性産業に売り、さらに20~30%が売却を真剣に検討しているとの調査結果があります。
このような状況はアジア全域、特にタイとインドを中心に広がっています。

人身売買業者が通常ターゲットにするのは極貧農村の子どもであり、東南アジアの売春宿経営者は、女性や子どもを20ドルという安価で仕入れています。ただし、処女であれば500ドルから1000ドルの値がつきます。1000ドルとは、カンボジア人の平均年収の3.5倍に相当し、そういった理由もあって幼稚園児のような幼女であっても恰好の餌食となってしまいます。

また、家事奴隷として家に入った子どもも標的にされます。奴隷主からのレイプだけでなく、息子や兄弟、時には招いた友人にも性交を振る舞うといった行為が平然と行われています。もはや、人としてではなく、ただの性玩具として扱われているのが現状です。

 

 

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貧困が招く悲劇、増加の一途を辿る

奴隷にされる少年

アジアやアメリカだけではなく、欧州連合(EU)も加盟国へ密輸されてくる年間12万人もの女性や子どもの流入を止めるすべがなく、頭を抱えています。それら奴隷の多くはアフリカや旧ソ連の共和国で拉致され、穴だらけの国境を通じて運ばれてきます。そしてその9割が、ヨーロッパ内でますます蔓延する性産業に従事させられます。

2003年9月23日 ニューヨークの国連総会で、ジョージ・W・ブッシュ米大統領が演説時、「もう一つの人道危機」として、「毎年、80万から90万の人間が、世界中の国境を越えて買われ、売られ、運ばれている。いかなる目的であれ、人間の売買を、われわれの時代にはびこらせてはならない」と語りましたが、この発言は確定している人数であって、本当の数は誰にも分かりません。が、これ以降も 恐ろしい速度で増殖し続けている事は誤魔化せない事実です。

今や世界中で人身売買のネットワークが確立しています。地域のヤクザ集団と、高度な国際シンジケートの両方が絡み、加えて法執行機関(警察)や政府官僚の腐敗が、その暗躍を後押ししています。もはや、これは地球上の特定地域にとどまらない犯罪で、国境など最初から尊重しない者達が半ば堂々と行っています。

国際労働機関(ILO)の報告では、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピンにおいて
性産業が国内総生産(GDP)の実に15%を占める程となっています。マレーシア大手売春宿での調査において売春婦達の出身地は、カンボジア、ベトナム、ビルマ、ラオス、タイ、中国南部と、もはや国境など無いに等しい状況です。

そのため、子どもたちを性産業から救い出すだけでは解決にならず、貧しい失業状態のまま放置してしまっては再び売られてしまう事になります。

また、私たちが売春宿などから救出しても、家には帰れない悲しい事情があります。
村では、例え強制されていたとしても元売春婦は白い目で見られ、結局を村を追われる事になります。

だからこそ、保護シェルターで社会復帰のプログラムを受けさせる必要があるのです。

 

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日本人も、こうした問題に加担している・・・!?

売春宿に囚われる少女

一時国内外で報道された、日本人の買春ツアー。
その犠牲になっていた少女たちが、こうした人身売買の被害者だった可能性は否めません。

特に日本の男性は少女を好むため、売春宿も需要に応えるべく、例え誘拐しようとも少女をそろえる事に躍起となっているのです。

また、大手メーカーの製造工場で児童の強制労働が取りざたされていますが、これには私たち先進国が安価なものを求めすぎた結果かも知れません。手先が器用で強制しやすい子どもたちが、重宝な働き手とされてしまっています。

最たる例として、2007年中国のレンガ工場で、誘拐してきた児童1000人以上を、無休無賃で強制労働させていた事件などがあります。

 

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